リノベーションとリフォームは、どちらも建物の改善や改修を指す言葉ですが、意味や目的においていくつかの違いがあります。
1. リフォーム
リフォームは、基本的に既存の建物や部屋を元の状態に戻すことや、古くなった設備や内装を修繕・修復することを意味します。例えば、古くなった壁紙を張り替えたり、壊れた設備を修理したりするような場合です。大きな変更を伴わないことが多く、見た目や機能の改善が主な目的です。
リフォームの範囲は、一般的に下記の通りです。
壁紙の張り替え
長年使用した壁紙が汚れたり、剥がれたりした場合、新しい壁紙に張り替えることで部屋の印象を一新します。壁紙の色やデザインを変えることで、雰囲気も変わります。
フローリングの交換
傷んだフローリングを新しいものに交換することで、部屋全体が明るく清潔に見えるようになります。古い床材を剥がして新しい床材を設置するリフォームです。
水回りの設備交換
キッチン、浴室、トイレの設備が古くなった場合、最新のものに交換することで使い勝手が良くなり、清潔感も増します。例えば、古いガスコンロをIHクッキングヒーターに変えたり、浴室のユニットバスを新しくすることが一般的な事例です。
外壁や屋根の塗り替え
外壁や屋根の塗装が劣化すると、建物の耐久性や美観が損なわれるため、再塗装を行うリフォームもよく行われます。これにより、外観がきれいになるだけでなく、建物自体の寿命を延ばす効果も期待できます。
窓やドアの交換
断熱効果を高めるために、古い窓やドアを新しい二重ガラスの窓や断熱性の高いドアに交換することがあります。これにより、エネルギー効率が向上し、光熱費の節約にもつながります。
照明や電気設備の交換
古くなった照明や電気配線を新しくするリフォームもあります。LED照明に交換することで、電気代が節約できるだけでなく、明るさや雰囲気も改善されます。
2. リノベーション
一方、リノベーションは、建物や部屋の構造を変更したり、用途を変えたりするような大規模な改修を指します。リノベーションは単に修復するだけでなく、新たな価値を生み出すことを目的としています。例えば、間取りを大幅に変更したり、現代的なデザインに改装したりすることで、より快適で機能的な空間を作り出します。リノベーションでは、建物の性能や価値を向上させることが目標となります。
>>リノベーションについては、次のブログでまとめます
違いのまとめ
- リフォーム: 既存の建物を修繕・修復し、元の状態に近づけること。
- リノベーション: 建物の価値や機能を向上させるために、大規模に改修・改装すること。
このように、リフォームは小規模な修繕が多く、リノベーションはより大規模で新しい価値を加えるという違いがあります。
ちなみに、英語では住宅の改修工事を表現する言葉は「renovation(リノベーション)」。
reform(リフォーム)は「改革」といった意味になるので、ご注意を。
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